パソコン豆知識 ~ウイルス対策編~
新種のウイルスは、ウイルス対策ソフトをすり抜けます。白いウイルス対策ルーターもすり抜けて感染します。(どうすれば…PDF)
最近のウイルス例
パソコン修理詐欺
最近のパソコン修理詐欺。 pic.twitter.com/7H6Gfvj76n
— パソコン修理・設定担当 (@PCBLEND) October 20, 2023
ブラウザのバグを突いて詐欺画面を表示し、マウスを使えなくして警告音や音声で焦らせ、詐欺センターに電話をかけさせて遠隔操作に持ち込み、電子マネーをコンビニで買わせる詐欺です。
感染したら ー タスクマネージャーから消す。又は、電源ボタンを押す。
予防法 ー ブラウザの更新を時々行う。右上の団子ボタンから最新版へ更新できます。
警察に対する相談は警察相談専用電話
「#9110」番へhttps://t.co/VLsxYYwShZ消費者ホットラインhttps://t.co/TGjLZdtGCK
— パソコン修理・設定担当 (@PCBLEND) February 14, 2023
パソコン修理詐欺対策A4ポスターPDF
ファイル暗号化身代金要求ウイルス「エモテット」
コンピューター内のファイルを次々と暗号化して身代金を要求する。身代金を払ってもファイルを復号できる保証はない。暗号化は、気づかれないようデスクトップ以外から行われる。過去メールや、メールアドレス帳、メールパスワードを取られると、別のサーバーから、それらを利用してウイルス付メールが大量に送られる。取引先からの通報で感染に気づくこともある。
感染したら - シャットダウンする。メールアドレスのパスワード変更。
予防法 ー 偽装メールの添付ファイルに気を付ける。ウイルスのワードやエクセルのマクロを実行すると感染する。バックアップする。
迷惑通知
画面右側からウイルス警告の通知が頻繁に出る。ブラウザの機能を使っている。特定のウイルス対策ソフトの広告が多い。
感染したら ー ブラウザをリセット。「通知とアクション」設定で通知をオフにする。
予防法 ー 通知はブロックする。
勝手に点検ソフト
定期的にコンピューターをスキャンして問題点を警告し、ソフトを買わせようとする。その内容は、嘘か、気にする必要のない項目。
感染したら ー そのソフトをアンインストールする。
予防法 ー ネット広告や、フリーソフトのインストール時に一緒に入るから気を付ける。
大量の迷惑メール
ただの宣伝だけではなく、ウイルス、ウイルスリンク、各種会員IDとPW詐取サイトのリンクなど、トラブルの切っ掛けになるメールも大量に届きます。一旦、メールアドレスが漏れると、それらのメールがどんどん増えていきます。
それらが来たら ー まともな企業の宣伝メールなら、末尾に解除方法が載っています。そこから解除できます。それ以外は、プロバイダー側のメールサーバーで迷惑メール対策を行うことができます。月額数百円で利用できます。プロバイダーによっては、無料で海外からのメールを遮断できます。迷惑メール学習機能があるメールソフト「サンダーバード」を利用する手もあります。あまりも多い場合、メールアドレスを変更するしかありません。
予防法 ー 懸賞サイトや、色々なお店の登録などでメールアドレスが漏れていきます。なるべく、あやしいサイトでは登録しないようにします。自社のWebサイトにメールアドレスを表示している場合、ロボットが自動収集していきます。それを避けるには、メールアドレスを表示せずにお問い合わせをメールで受ける「フォーム」に変更します。
不明なエラーメッセージ
メーカー製パソコンなどに最初から入っているソフトが、いつの間にかサポート切れになり、エラーを出すようになる事があります。これらは、アンインストールすれば消えます。メーカーは、ソフト会社から宣伝料を貰って、そのソフトをプレインストールしたり、リンクアイコンをデスクトップに貼ったりしています。余計なソフトは消してしまった方が無難です。
ブラウザを起動させると出てくるスクリプトエラーです。バツでも消えません。いつの間にか勝手に入ったそうです。
これは、買い物ポケットをアンインストールすると消えます。 pic.twitter.com/TBaczIafhG
— パソコン修理・設定担当 (@PCBLEND) February 22, 2023
事務所全体の対策
古いNASなど
ウイルスは、古い共有プロトコルのバグをついて、ネットワーク越しに広まるものもあります。Windows10や11では、ウイルス対策の為に、その古いプロトコルを停止しました。その為、パソコンを買い替えたら、古いNASや複合機が見えなくなったという現象が起こっています。見えないと仕事にならないので、とりあえず、共有プロトコルの設定を戻して、それらを見えるようにするのですが、ウイルスに弱い状態になっています。出来たら、パソコンを入れ替える時、それらも交換して下さい。
外部からのアクセス
外部から社内のサーバーに接続する場合、登録した機器以外はネットワークに入れないようにできます。パソコンなどには固有の識別番号が振ってあります。これをルーターに登録して、それら以外はアクセスできないようにできます。万が一、ログインIDとパスワードが漏れても、外部からはルーターで阻止されてログインできません。自動車メーカーの関係会社や、病院が外部からアクセスされていましたが、この設定がしてあれば防げました。
個別の対策
- お試し版のウイルス対策ソフトは、必ずアンインストールする。期限切れで無防備な状態になっているパソコンを時々見ます。それをアンインストールしてしまえば、マイクロソフトがあらかじめ用意しているDefenderが自動で効いてきます。無料で使えます。
- ブラウザの更新(手動)。ブラウザの更新は頻繁に行われています。
- WindowsやOfficeの更新。ある程度、何もせず電源点けっぱなしで行われます。
- フリーソフトに引っ付いてくる迷惑ソフトに気を付ける。レ点を外せばインストールされません。
- メール添付のワード・エクセルのマクロは開かない。身代金ウイルスの感染経路です。
- バックアップする。
迷惑なWindowsの通知
Windows10は、途中から、迷惑な案内や表示が出るようになりました。突然、ニュースや天気などが画面三分の一くらいの大きさで表示されたり、起動時に、時々、マイクロソフトアカウント利用の案内が出たりします。
それらの解除方法
Windows 11
「PCのセットアップを完了しましょう」と、時々出てうるさい。
- スタート横の検索に「アクション」と入力。
- 出てきた「通知とアクション」をクリック。
- 通知設定画面の一番下にある「追加の設定」でチェックを全て外す。