パソコン豆知識 ~PCを速くする編~
「パソコンが重い。速くできないだろうか?」
当店でも、このようなご依頼を多く頂き解決してきました。主な原因は以下の通りです。
パソコンはたまにしか使わない。使っても1時間以内で電源を切ってしまう。小まめに電源を切っている。
パソコンは、負荷が少ない時を見計らってWindowsの更新など様々な処理を裏で行っています。必要な時だけパソコンの電源を入れる使い方だど、それらの処理が行えず溜まり、電源を入れた瞬間から見境なく行われるようになり、CPUやHDDが100%貼り付きでとても重いパソコンになります。低スペックなほど顕著です。
タスクマネージャーの出し方
Ctrl + Shift を押しながら、 Esc を押す。
簡易表示なら左下の「詳細」を押す。
解決法は、パソコンのスリープを切って半日から1日点けっぱなしにするだけです。とにかく、Windowsがしたい処理を終わらせれば軽くなります。Windowsの更新が断片化するのも不具合の元です。2・3週間に一度は、電源入れっぱなし放置をお勧めします。
記憶装置が壊れだしている。
記憶装置にはHDDやSSDがあります。それらが壊れてくると、データを読み出すのに時間が掛かって重くなります。起動に20~30分掛かるようになったり、漢字変換に時間が掛かったり、マウスがカクカクしたりします。症状が悪化してくると、ファイルが消えたり、最後は起動しなくなります。壊れ方次第ではデータ取り出しも不能になります。
解決法は、早いうちの交換です。症状が軽いうちは、システムとデータを丸々コピーして交換する事が出来ます。症状が酷いと、コピー交換ができないので、メーカー修理のように新しい記憶装置にWindowsを一から入れ直すリカバリ修理になります。可能であれば取り出せるデータをコピーして戻します。修理を機に、HDDからSSDへ交換もできます。
記憶装置がHDDでメモリ4GB以下
HDDはSSDに比べてデータの読み書きに時間が掛かります。HDDが壊れていなくてもSSDに交換するだけで、びっくりするほど速くなります。また、Windows10はメモリ食いで、更新の度に重くなり、4GBでは物足りなくなってきました。ネットや事務程度の使い方なら、8GBに増設すると快適に使えます。
メモリ増設不可機
機種によってはメモリが基盤張り付きで、増設スロットがないものがあります。タブレットや格安ノートなどに多いのですが、高級機でも、少しでも軽くするためにメモリスロットを省いて基盤張り付きにしています。中古市場では、人気高級機種でもメモリ4GB機は比較的安く売っているそうです。お気を付けください。
メモリ増設できないレッツノート
- LVシリーズ
- SVシリーズ
- QVシリーズ
- RZシリーズ
- LXシリーズ(CF-LX5,CF-LX6)
- SZシリーズ
- XZシリーズ
- AXシリーズ
- MXシリーズ
ビデオ機能の能力不足
動画編集や3Dゲーム、3D-CADを使う場合、メモリを増やすだけでなく、相応のビデオカードも追加すれば速くなります。